2022/1/29
沖縄珈琲生産組合さんから珈琲チェリーの収穫実習を開催するとの案内がありましたので、昨年から始めたコーヒー栽培の勉強のために参加させていただきました!!
収穫実習は今回で2回目の開催。実は第1回目の収穫実習も参加させて頂き、とても勉強になったので今度も参加するのに迷いはありませんでした。
沖縄珈琲生産組合
「沖縄珈琲生産組合」さんは沖縄県で県産コーヒーの栽培をしている農家さんの団体です。
コーヒーの栽培、精製はもちろん。今回のように収穫実習などを開催して、沖縄での県産コーヒー豆の生産をしながら沖縄でのコーヒー文化の発展を目指して活動されています。
組合の代表は、昨年見事スペシャルティコーヒーの認定を受けた振慶名コーヒーの宮城禎明さん。
沖縄コーヒー栽培の先駆者ですが、私のような初心者に対しても優しく接してくれるフレンドリーお方です。
収穫実習のプログラム
今回の収穫実習のスケジュールはおおまかに以下のような流れでした。
1:現地に集合して自己紹介
2:農園視察
3:コーヒーチェリー収穫の説明
4:コーヒーチェリー収穫
5:収穫結果の確認とチェリーの選定作業
6:コーヒーブレイクタイム
7:コーヒーチェリー収穫➁
8:収穫結果の確認とチェリーの選定作業➁
9:糖度測定
10:フィードバック
プログラムだけを見てもとても濃い内容なのがわかります。
実習を行った東村のハーモニーファームさん
今回収穫実習を行わせて頂いた農園は沖縄珈琲生産組合の東村にあるハーモニーファームさん。
3000坪の広大な農園です。農園の入り口から寒緋桜が綺麗に並び開花させ、桜の木にはミツバチやメジロが飛び交い美しい光景でした^^
ハウスと露地の両方で栽培されていて、幼木も合わせると全部で800本のコーヒーの木が植えられています。
YouTubeでも取り上げられたことがあり、農園の詳しい紹介がされているので是非ご覧ください。
「東村のコーヒー農園|ハーモニーファーム」 農の共有~けんゆーの無農薬チャンネル
実習スタート
いよいよ実習がスタート!!
その前に講師と参加者の自己紹介タイムがありました。皆さん県内各地から参加されていて、那覇、豊見城など遠方からいらっしゃっている方も多かったです。
コーヒー農家さん、バリスタさん、コーヒー愛飲者さん、皆さん実習に参加した目的もそれぞれでしたが、とにかくコーヒーが好きという気持ちだけは同じように感じました。
自己紹介が終わり、畑に移動。
まず宮城講師が「沖縄コーヒー栽培の始まり」「海外のコーヒー栽培との違い」など経験されてきたからこそわかる苦労や沖縄でコーヒーを生産することの価値をお話してくれました。
その後、コーヒーチェリー収穫の方法とポイントの説明を終え、収穫がスタートしました!!
県内のコーヒーチェリーは寒暖差や雨季がハッキリしないせいで、全てのチェリーが一斉に熟することはありません。そのため、1本のコーヒーの木に完熟したチェリー、もう少しで完熟のチェリー、未熟のチェリー、が混在することになります。そこで大切になるのが「コーヒー農家の目」。
完熟を見極め、いかにベストなタイミングでコーヒーチェリーを収穫できるかが腕の見せ所になります。
丁寧に収穫のポイントを教えて頂きましたが、やはり難しい。
収穫したチェリーの熟度はバラバラで適切な熟度のコーヒーチェリーは全体の1~2割程度しかありませんでした。
写真を見ると、綺麗な赤と少し黒みを帯びた赤のチェリーがあります。
まだ未熟で収穫が早かったチェリーは「りんご」「さくらんぼ」のような色に近いです。
逆に完熟したチェリーは「アメリカンチェリー」「小豆」に近い色になっていきます。
並べて見比べてみるとわかりやすいですが、実際に畑で見ると木の陰に入っていたり片面だけ色が濃かったりと、見る角度や体勢が変わるのでとても難しい作業なのです。
実習➀のまとめ
今回は沖縄珈琲生産組合さん主催の収穫実習について掲載しています。
実習の内容が濃すぎて1つの記事にまとめるのが難しいので、いくつかに分けて書いていきたいと思います。実習➀では、実際にコーヒーチェリーを収穫をして熟度の違いを学ぶことができました。
そして適切なタイミングでチェリーを摘み取ることの難しさも体感しました。
次の記事では「適切なタイミングで摘み取ることがコーヒーの味にどう影響を与えるのか」について掲載します!お楽しみに!!
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